窯のある広場・資料館について
窯のある広場・資料館の沿革

芝生の広場を前庭に、そびえる煙突と黒い建物は1921(大正10)年に築かれた工場(こうば)で、常滑でも最大級の3尺土管(内径が約90cm)を主に生産していたようです。建物の中には大きなれんがづくりの窯があり、内部では土と炎がつくり出した独特の空気が感じられます。
この資料館は、当時INAXに社名変更した伊奈製陶が、その記念事業として窯と建物、煙突を整備し、1986(昭和61)年に公開を始めたもので、後に整備される一帯の文化エリア(現在のINAXライブミュージアム)の最初の施設となりました。天に高くそびえる70尺(約21m)の煙突は、まさにINAXライブミュージアムのシンボルであり、千年の歴史を誇る陶都、常滑を代表する風景にもなっています。