STORY 4

土間の台所から家の中心のキッチンへ

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土間の台所から家の中心のキッチンへ

17世紀末期~18世紀初期に建てられた土間と板の間で構成される、農家の台所。(国指定重要文化財 伊藤家住宅、神奈川・川崎市立日本民家園)(Japan Open-air Folk House Museum, Kanagawa © Naohiro Utagawa)
未だ土間にあるものの、台所の要素が一箇所にまとめられ、タイル張りのシンクが設置された台所(© LIXIL Museum)
台所が生活空間の一部となってきたことを象徴する、板張りの床とタイル張りの流し台がある1950年代の台所。タイル張りの流し台は高級であったため、1920年代~1950年代までは、より安価な人造石研ぎ出し仕上げの流し台が多かった(© LIXIL Museum)
昭和33(1958)年に晴海高層アパートに設置されたプレス式ステンレス深絞りシンク第1号。輝きがあり、見栄えがよく、耐久性に優れたステンレス製の流し台は、新たな時代の到来を象徴。独立行政法人 都市再生機構「集合住宅歴史館」(© LIXIL Museum)
(© LIXIL)

日本のお弁当に見られるように、限られたスペースを整然と美しく維持することは日本人の得意分野です。キッチンが家の中心にあり、常に視野に入るようになった今日、狭い空間を美しく保つための知恵と技が詰まった、さまざまな革新的機能が生み出されています。

(minowa studio / amanaimages)

(© LIXIL)

今日、リビング・ダイニング・キッチン(LDK)は、人びとが大切なひとときを過ごす日本の住まいの中心となっています。

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