
終わりの建築/始まりの建築──ポスト・ラディカリズムの建築と言説
本体価格 | 2,200円 |
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体裁 | B6判変型・上製・428頁 |
- ISBN
- 978-4-87275-100-0
2001年02月発行
60年代のラディカルな建築シーンと、現在の匿名的で柔らかい主体を構想する建築シーンを両極に見据え、ポストモダン、デコンストラクション、ビッグネス、批判的地域主義、スーパーフラット、バブルな都市空間とその建築の帰趨など、建築の変容を分析する。
■目次
[第1章]作家論
ヴィリリオ/パランからジャン・ヌーヴェルへ──転回点としての一九六八年
いかにドミニク・ペローは「数々の自然」を創造したか/いかにドミニク・ペローは語ったか──イカルスの夢としてのモダニズム
D+Sの変タイ建築論──ポスト・ヒューマニズムの身体へ
魚座の建築家、フランク・ゲーリー──路上から転がり続けること
リ・インフラストラクチャリング──エリック・オーウェン・モス論
鈴木了二、あるいは物質と時間が交錯する夢
[第2章]建築論
チャールズ、チャールズ──ポストモダンの折衷主義と保守主義
批判的地域主義再考──コンテクスチュアリズム・反前衛・リアリズム
住宅の廃墟に──建築家と住居をめぐる七つの物語
Form Follows Meta-Fiction
奈阿アああruGA→R
世界で一番小さい超高層ビル
越境するアーバン・トライブ──六〇年代生まれの若手建築家論[I]
ネットワーク化とその批判的考察──六〇年代生まれの若手建築家論[II]
[第3章]都市論
アポカリプスの都市──ロサンゼルス/ロンドン/サラエヴォ
一九九五年の地政学──ソウル/台北/モスクワ
他者が欲望する黒船都市、トーキョー──ねじれたトポロジーの表出
ミレニアムの都市[I]──一九九九年、ポストバブルの東京論
ミレニアムの都市[II]──ディズニーランド化×マクドナルド化
[エピローグ]
ユニット派あるいは非作家性の若手建築家をめぐって
スーパーフラットの建築・都市をめざして
あとがき
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