
宮城県の最北端に位置する唐桑半島は、海と森に囲まれた風土で、造船や建築など木をめぐる技術が古くから育まれた。今も継承され、現代建築にも活かされる独自の技を伝える。
■目次
[図版構成]リアスの海・唐桑 撮影=瀬戸山玄
[インタビュー]船大工棟梁・岩渕文雄|「生きている」木造船をつくり続ける
海と森が育んだ「木の技術」 西田耕三
[インタビュー]小山國男|唐桑御殿漁師の夢をかなえる大工の技術
「気仙大工」という技術集団 高橋恒夫
[インタビュー]高橋和志|海から陸に上がった造船所──造船技術で建築に挑む