
古くから「知の殿堂」とされてきた図書館。情報化社会で問われる「知のアーキテクチャ」を、現代のソフトウェアやテクノロジーの観点からではなく、現実に資料を集積している図書館の空間に見いだす。バロックから現代まで、図書館が宿す「場所の感覚」とは?
■目次
はじめに
第1章 天窓のイコノロジー
第2章 科学とエクリチュールの求心力──近代的国家図書館の成立
第3章 アメリカン・ボザールとネットワーク
第4章 世界の博物館化
第5章 光の再建
第6章 機能の演出──家具と用品
第7章 メガシティ・テラスペース