
みんなの家、その先へ
──HOME-FOR-ALL and Beyond
本体価格 | 2,500円 |
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体裁 | B5判変型・並製・152頁 |
- ISBN
- 978-4-86480-033-4
2018年01月発行
東日本大震災をきっかけに始まったプロジェクト、みんなの家。伊東豊雄、山本理顕など建築家有志によって始まった本プロジェクトは、活動をつづけるなかで、2016年の熊本地震でも大きな成果を残した。
みんなの家は、みんなで一緒に考え一緒につくる、人と人の心のつながりを回復する、生きるエネルギーを育む、という三つのテーマのもと、家を失った人々が集い、暖をとり、飲み、食べ、語り合う場として、今日までに、東北地方では16棟、熊本地方では100棟近くが完成し、今なおつくり続けられている。これらすでに誕生しているみんなの家の、それぞれに置かれている状況の違いも含め、みんなの家とはいったい何であるのか、さらにみんなの家に携わってきた建築家の仕事を通じ、建築とはいったいどういう仕事なのかということを、改めて考えるための一冊である。
編=伊東豊雄
■目次
第1章 みんなの家、その先へ
「建築」を問い直す小さな家 伊東豊雄
第2章 みんなの家とは何か
公共建築としてのみんなの家とは何か 伊東豊雄×山本理顕×妹島和世
第3章 みんなの家、東北から
コラム=平田晃久、大西麻貴
第4章 みんなの家、熊本で
コラム=曽我部昌史、岡野道子
第5章 みんなの家とくまもとアートポリス
熊本から、発展するみんなの家へ 蒲島郁夫(聞き手=桂英昭)