
現代建築家コンセプト・シリーズ22
島田陽|日常の設計の日常
本体価格 | 1,800円 |
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体裁 | A5判・並製・160頁 |
Japanese/English |
- ISBN
- 978-4-86480-021-1
2016年03月発行
1972年生まれ、神戸を拠点にタトアーキテクツを主宰する島田陽が手掛けてきた住宅は、住む人やその周囲の人の認識を刺激し、新鮮な発見を促す多義性に満ちています。シンプルな多様性、動的な抽象性、他律的な自律性、大きなディテール、新築の廃墟、家具の階段......。あれとこれがここで出会うと、豊かな変化をもった住居ができ、能動的で発見的な暮らしが営まれる契機となる。
本書は、島田の日記につづられたテキストや、海外クライアントからの声援もおりこみながら、ひとつの気づきが、別の場所にある小さな気づきと出会い、やがて住居設計のコンセプトが形をあらわす、島田の設計手法にせまります。日英バイリンガル。
■目次
これまでとこれからのあいだで
建ち方を探しながら
OPENNESS
無名の知性とつながること
《ハミルトンの住居》
境界について
それまでいた場所が異なった風景に見えるということ
世界を消費財としてしまわないために
ここではきものをぬいでください
形式と認識
住宅と住居
自律した形式の自由さ
どこまでも続いていくような
日記
日常の交響楽
家型
温室と地下室
日記
コレオグラフ(振付譜)のように
動的な抽象性
襞深い建築を
日記
円弧
余白として
How to meet yourself あとがきにかえて
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青木淳(建築家)+島田陽(建築家)
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