
ミュージアム日記 No.255
タイルに新たな紋様がお目見え!「DISCONNECT/CONNECT【ASAO TOKORO×NOIZ】」展
2021.08.05(Thu)
INAXライブミュージアムで開催している美術家の野老朝雄さんと建築デザイン事務所 noizによる展覧会「DISCONNECT/CONNECT 【ASAO TOKOLO×NOIZ】」展(~10/12)に、7月22日より新しい紋様が登場しました。野老さんは白と藍色の「組市松紋様」が印象的な東京2020オリンピック・パラリンピックのエンブレムをデザインした方です。
新たに登場したのは「HARMONIZED CHEQUERED PATTERN(組市松紋様)」の転写タイルを使用したパネル2点。この紋様の藍色部分をじっくりみると、3つの異なる四角形があることに気づきます。ぜひ確認してみてください。パネル同士隣り合う「INTERTWINED」の曲線紋様との対比もおもしろいですよ。
新たな紋様ではないですが、瑠璃色をしたタイル作品<RHOMBUS WORKS【JAGGED】>では、12角形の全面を埋め尽くしていたタイルの中央部分をごっそり抜き取り、きれいなドーナッツ型に。いろいろなコネクトの形を見出せる幾何学紋様の奥深さに引き込まれます。
どちらもタイルの質感とともに鑑賞していただきたい作品です。
■展覧会「DISCONNECT/CONNECT 【ASAO TOKOLO×NOIZ】幾何学紋様の律動、タイリングの宇宙」https://livingculture.lixil.com/topics/ilm/clayworks/exhibition/disconnectconnect-asaotokolo-noiz/
- RHOMBUS WORKS【JAGGED】 野老朝雄、2020、タイル、φ770mm
photo:河合 秀尚 - 展覧会場風景 ゾーン1
photo:河合 秀尚 - 左「INTERTWINED」 右「HARMONIZED CHEQUERED PATTERN(組市松紋様)」 野老朝雄、2020、タイル
photo:河合 秀尚 - 展覧会場風景 ゾーン2
photo:河合 秀尚